大阪歴史博物館 なにわ歴史塾ブログ
大阪歴史博物館の2階なにわ歴史塾では、展示内容を深めていただくため、開架図書6,000冊、映像ソフト100本以上を用意して、皆さまのお越しをお待ちしております!

難波宮の範囲

最近人気急上昇の質問を紹介します。


「今の地図に難波宮の範囲が描かれた地図はないですか?」


私だけでも、この3か月で3回。ほかの司書も同じような質問を受けているので
かなりの人気ぶりです。


簡単そうにきこえるこの質問。
じつは意外と思うような地図がありません。


この質問を受けてまず紹介するのが
 「展示の見どころ/4 復元前期難波宮」大阪歴史博物館、2003年
 「展示の見どころ/7 原寸大復元後期難波宮大極殿」大阪歴史博物館、2004年
この本に載っている地図は大きな通りや大阪城公園が書かれたイラストマップ(当館HP「交通アクセス」で使われているようなマップ)の上に前期と後期の難波宮が描かれています。


しかし「今の地図」=「住宅地図、道路地図」と思っていらっしゃる方が多く、細い道路まで描かれている地図となるとほとんどありません。
 「難波宮址の研究/第10」大阪市文化財協会、1995年
に載っている図はベースの地図は住宅地図なのですが、上から難波宮の図が貼られているため、難波宮の部分の道路はわかりません。


先日、1月11日に行われた「難波宮跡(NW13-12次)発掘調査」の現地説明会の資料に、住宅地図ではないのですが、細い道路もわかる難波宮が描かれた図が載っていました。
需要のある図なので報告書が作られるときにも載っていればいいのですが・・・


もう少しどこでも見ることができる本を紹介できればいいのですが、難しいですね


ここで紹介した本はすべてなにわ歴史塾で見ることができます。
現地説明会の資料はなにわ歴史塾で見ることもできますが、
大阪文化財研究所のホームページ内で公開されています。
「2014年1月11日 特別史跡大坂城跡発掘調査の現地説明会資料」(PDFファイル)


総合第1位

なにわ歴史塾にはいろいろな質問がよせられます。
調べものの相談や展示に関する質問はもちろん、道案内や他館の情報などなど。
お隣のNHKさんと1階部分がつながっているせいか、歴博の2階にいながら「歴史博物館はどこですか?」なんて質問もときどきされます。



もしカウンターで受けるいろいろな質問の人気ランキングがあるとすれば、
総合第1位は間違いなく
「自動販売機はどこですか?」
でしょう。NHKホールでイベントがあるときは開場前ぐらいから連続でこの質問をうけることもあります。



問題の自動販売機。 
1階から階段で上ってくる途中や、2階に上りきったところで顔を右に向けていただければ見つけられるのですが、2階に上りきって3歩ほど歩いてしまうと柱などの陰になってしまい見えなくなってしまいます。案内表示もあるのですが見落とされるようです。



2階に上がったら右側の通路をまっすぐ進んでください。
通路1 通路2
チラシコーナーの前をとおり         見えなくても引き返さないで


つきあたりにある休憩コーナーに自動販売機はあります。
自動販売機
柱のウラに発見



なにわ歴史塾で私が受ける学習相談や展示に関する質問は7割以上が男性なのに対し、自動販売機の質問はほぼ女性です。女性はお友達と来ることが多いせいでしょうか?そしてこんな質問もまれに受けるので、回答とあわせて紹介しておきます。



飲み物をたくさん買ったので持てません。袋をください。
  →袋はございません。お友達とお誘いあわせのうえ、お買い求めください。
領収書をください。
  →自動販売機で購入された商品の領収書の発行はいたしておりません。
 

なお、
なにわ歴史塾内 および 博物館内飲食禁止!です。
飲み物は自動販売機がある 休憩コーナーでお飲みください



あしからずご了承くださいませ


節分=恵方巻

ここ何年間か節分になると必ずされる質問。


「恵方巻はいつから食べられるようになったのですか?」


答えはこちら。
当館の学芸員のブログ「なにわ歴博ブログ~等身大の学芸員生活~
に詳しく書かれているのでこちらをご覧ください。


本で読みたい方はこちら。
 岩崎武彦「幸運巻きずしについて-都市の一現象-」(原泰根編『民俗のこころを探る』初芝文庫 1994年)
 巻寿司のはなし編集委員会編 『日本の伝統食 巻寿司のはなし』あじかん 2012年
この2冊は、なにわ歴史塾「大阪の食特集コーナー」に置いています。




     


いつも不思議に思うのですが、節分の質問といえば必ず恵方巻。
節分の由来や豆まきなどについての質問は受けたことがありません。
ヒイラギとイワシは年々影が薄くなってきている気がします。
豆まきより恵方巻
さすが大阪です。


10階展示室からの眺め

博物館の10展示室からはと大阪城や難波宮跡、生駒の山々など
とてもきれいな景色を見ることができます
そのため昔は景色に感動したお客様に
「景色がすごくキレイなんですけど、高さはどのくらいですか?」
と聞かれたものです。



10階の展示室の高さは56.7m。
オフィスビルでいうと15階ぐらいの高さになります



しかし、ただの56.7mではありません。
大阪歴史博物館は周辺より高い上町台地の上に建っているので
建物の高さ以上の景色を見ることができます。



そこで
私の地元にある、キレイな景色を見ることができる観覧車が
観覧車が建っている場所の高さ + 観覧車の高さ の合計で
一番高い景色の案内をしていたのを思い出したので、こんな答えをつくってみました。



「展示室の高さは56.7mですが、高さが25mの上町台地の上に建っているので
 約82mからの眺めになります。」



いかがでしょうか
P1080902左 P1080903中央 P1080904右



展示室の高さなど大阪歴史博物館の基本情報は
「大阪歴史博物館要覧」(当館発行)
「NHK大阪放送会館・大阪歴史博物館」(財団法人日本建築協会会誌「建築と社会」2001年12月号抜刷)
に詳しく載っています


「大阪歴史博物館要覧」はなかなか便利な本で
小学生の「この博物館、なんでこんな変な形の建物なん?」から
大学生の「防災設備について知りたいんですけど・・・」まで
とにかく博物館について聞かれたら条件反射のように紹介をしている本です。


興味のある方は、なにわ歴史塾に置いているのでどうぞ
うす~い本なのですぐに読めます


「NHK大阪放送会館・大阪歴史博物館」は書庫にある本なので
カウンターで閲覧申し込みをして下さい



「大坂」から「大阪」へ

突然ですが

「大坂」から「大阪」に表記が変わったのはいつ頃でしょう?







答えは、明治10年(1877年)ごろといわれています。
江戸時代までは「大坂」という表記が多かったものの、明治10年代には一般的に「大阪」と書かれるようになりました。



20120909.jpg
(中世や近世について書かれた、「大坂」表記の図書たち)


その理由として、
大坂の「坂」の字を分解すれば、「土に反(かえ)る」(消滅する)とも読みとれるので、
「大きくなる」「盛んになる」などの意味がある「阝(こざとへん)」の「阪」の字が
縁起をかついでか使われるようになったそうです。


詳しくは、

「大阪の歴史/第6号、第50号、第56号」(大阪市史編纂所)
「大阪府の地名/1」(平凡社)
「おおさか図像学―近世の庶民生活―」(東方出版)

に載っています


よくある質問なので、抜粋記事をカウンターでも用意していてすぐにお見せできます。
気になる方は係員にお声かけください




さて話は変わりますが。。。
先行して


ウクライナ図録2



次回の特別展 「ウクライナの至宝~スキタイ黄金美術の煌めき~
の図録が新たになにわ塾に仲間入りしました



配架してますので、展覧会前に予習はいかがですか



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