大阪歴史博物館 なにわ歴史塾ブログ
大阪歴史博物館の2階なにわ歴史塾では、展示内容を深めていただくため、開架図書6,000冊、映像ソフト100本以上を用意して、皆さまのお越しをお待ちしております!

蔵書点検

先月の休館日、なにわ歴史塾の蔵書点検をしました。



蔵書点検とは
本が正しい場所にあるか、行方不明になっていないかを点検する作業のことをいいます。それと同時に破損している本がないかも確認します。



なにわ歴史塾の蔵書点検の方法はとてもアナログ。
1冊1冊プリントアウトされたリストと照合し、チェックしていきます
リスト 蔵書点検リスト


点検対象は6000冊ちょっと。これを3人で点検します。
翌日は通常通り開館するので点検作業は時間との闘いです
そのため事前準備はとても重要で、前日の閉館数時間前から本を請求番号どおりに並べ、当日の作業が少しでもスムーズに進むように準備します。


作業風景 
1冊ずつ確認。ノルマはひとり2000冊体力と根気が必要です



蔵書点検の次の日は行方不明本の捜索です。
間違って閉架書庫に戻っていないか、学芸員さんが使用していないか、棚の隙間に落ちていないかなど考えられるすべての場所を探します。



そして本の修理
ページ ページが取れてしまった本


私たちで直せる本は直します。

修理1  →→→  修理2
before                           after


蔵書点検は大変ですが、これをすることによって本が見つからないということがなくなり
快適に利用していただけるようになります。


みなさまのご利用をお待ちしております



~装備作業~

今日は、先日載せた登録作業の続きをご紹介します


登録された本たちは、その後登録番号(バーコードの番号)やどこに配架されるかを示す記号番号(ラベルの番号)のシールを貼ったり、大阪歴史博物館の図書資料とわかるように天地印(スタンプ)を押したりします。



この作業を「装備」といいます
装備することにより、本たちははじめて館内で使われる状態になるんです


装備の流れは・・・


①バーコードをラベルキーパーで覆う
P20121012b.jpg


②ラベルを貼る。その上からラベルキーパーで覆う
P20121009b.jpg



③正誤表や付図を貼る



④天地印を押す
P20121009a.jpg



⑤なにわ歴史塾に配架する本(図録・雑誌以外)にはブッカ―をかける





ラベルキーパーやブッカ―とは、ラベルや本が傷つかないように保護するための透明なシール状のカバーのこと。

図書館では装備作業を業者さんに委託しているところもあるようですが、当館では図書スタッフが行ってます



内職のような作業で、始めると時間がたつのが早い


司書の仕事は細かい作業が多い気がしますが、装備もそのひとつ
ラベルの貼る位置や付図の貼り方、スタンプを押す位置なども決まりがあるんですよ~(当館のオリジナルマニュアルで)


こうして装備した本たちはそれぞれの場所に配架されて、お客様に読んでもらったり、調べものに使われたりするのでした

埃との闘い

大阪歴史博物館には新しい図書だけではなく、古い図書も寄贈されてきます。



古い図書のなかには、劣化してしまった図書、埃と大親友になった図書など
これから作業する人泣かせの図書がときどき混ざっていたりします。


背    埃
いかにも・・・          で字が書けます


皮     水
皮の劣化は手も机も茶色くします        の被害?



普段、あまり埃を気にせず作業をしているのですが、
今作業をしている古い図書群は、それはもう図書と埃が固い絆で結ばれていて
邪魔をしようものなら容赦なく攻撃をしてきます
夕方にはくしゃみが止まらなくなり、のどが痛くなったり、
ときには顔がガサガサになったり・・・


さすがに身の危険を感じ、用意したのが

マスク、ジャンパー、ウエットティッシュ
マスク
防御3点セット



しかし、マスクにジャンパー。
こんな姿をしていると
学芸員さんには「風邪ですか?」と聞かれ、
お客様には「今日は早く帰って、ゆっくり休んでください」と心配されていまいました


風邪ではないんです・・・
ただ、武装をして埃と闘っているだけなんです


まわりの人たちに誤解を与える姿ですが、
少しでも早く利用していただけるように
今日も作業をがんばります





~登録作業~

大阪歴史博物館には毎日全国から刊行物が寄贈されます。
それら寄贈図書などは毎月中旬~月末にかけて登録を行います。今回はその作業の流れをご紹介




まず、届いた郵送物の送付者を確認しながら開封します。
(送付者の住所や電話番号が変更していたら住所録のデータを修正)


他機関などからの寄贈、自主刊行物、特別観覧献本、購入、科研(学芸員が科研費で購入した図書)など受入種別ごとに分ける。



20121004b.jpg
受入種別ごとに棚に並べる。月初なのでまだ少ないです。。。(^ ^;)




そして登録。
書名・著編者・ISBN・出版社・発行年月日・サイズ・受入先名などの書誌データを入力します
ここで請求記号(資料の背に貼るラベルの記号・番号)をつけるのですが、
当館の所蔵する図書資料は大きく分類すると、
① 図書  ②逐次刊行物  ③考古学報告書  ④図録
の4つあり、それによって付与される記号・番号は異なります。


20121004a.jpg



こうして登録される冊数は少ない月で約200冊、多い月で1000冊以上とその月によってバラバラですが、平均するとだいたい月550冊くらいになります。


ちなみに9月は491冊でした

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